今回は完結済漫画の中で、
私がおすすめしたい作品特集です。
それも、
「超メジャー」ではなく、
「少しマイナー」な漫画のみ!
ここで言う超メジャーとは、週刊少年ジャンプ・週刊少年マガジン・週刊少年サンデー・週刊少年チャンピオン・りぼん・なかよし等で看板を張った様な漫画、漫画を読む人なら大体誰でも聞いた事がある様な大人気漫画のことを指します。
例:ドラゴンボール・スラムダンク・北斗の拳・こちら葛飾区亀有公園前派出所・るろうに剣心・NARUTO・BLEACH・幽遊白書・金田一少年の事件簿・特攻の拓・GTO・フェアリーテイル・エア ギア・ダイヤのA・ベイビーステップ・タッチ・H2・らんま1/2・犬夜叉・今日から俺は・MAJOR・鋼の錬金術師・ときめきトゥナイト・イタズラなKiss・花より男子・のだめカンタービレ・三国志・ドラえもん等々…
そういう「既に知られた名作」ではなく、
「知る人ぞ知る!」
という少しマイナーな漫画、
「もっと知られてほしい!」
と思う「完結済」マイナー漫画を、ランキング形式で紹介したいと思います。
少年・青年・少女・女性・格闘バトル・異能力・アクション・冒険・不良・ヤンキー・学園・極道・ルポ・エッセイ・恋愛・ギャグ・コメディー・グルメ・日常・SF・ファンタジー・サスペンス・ミステリー・推理・ホラー・スポーツ・ギャンブル・歴史等々、漫画のジャンルは山ほどありますが、今回のランキングはジャンルごちゃ混ぜ!
新しい作品も古い作品も区別せず入ってます。
「有名な作品は大体読んだけど、他に何か面白い漫画無いかな~」
「どのサイトも大体同じ漫画ばっかり紹介してるな~」
と思っている方へ。
男性にも女性にもおすすめな、少しマイナーな完結済漫画をどうぞ!
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- 【完結済漫画】少しマイナーだけど凄く面白い!おすすめ完結済漫画ランキング20【隠れた名作/人気】
- 20位 「君しかいらない」 吉住 渉
- 19位 「百万畳ラビリンス」 たかみち
- 18位 「健全恋愛ライフ」 こいずみ まり
- 17位 「ZERO」 やまざき貴子
- 16位 「ピコピコ少年」 押切 蓮介
- 15位 「数学ガール」 日坂 水柯
- 14位 「がんばれ酢めし疑獄!!」 施川 ユウキ
- 13位 「サバイビー」 つの丸
- 12位 「国民クイズ」 原作:杉元 伶一 作画:加藤 伸吉
- 11位 「マヤさんの夜ふかし」 保谷 伸
- 10位 「アヴァルト」 光永 康則
- 9位 「エンバンメイズ」 田中 一行
- 8位 「いちえふ 福島第一原子力発電所労働記」 竜田 一人
- 7位 「幽玄漫玉日記」 桜 玉吉
- 6位 「銭」 鈴木 みそ
- 5位 「ナイーヴ」 二宮 ひかる
- 4位 「ニッケルオデオン」 道満 晴明
- 3位 「男子高校生の日常」 山内 泰延
- 2位 「寿命を買い取ってもらった。一年につき、一万円で。」 原作:三秋 縋 作画:田口 囁一
- 1位 「風使い」 鷹氏 隆之
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【完結済漫画】少しマイナーだけど凄く面白い!おすすめ完結済漫画ランキング20【隠れた名作/人気】
20位 「君しかいらない」 吉住 渉
1996年~「りぼん」にて連載。
単行本全2巻(文庫版全1巻)完結済。
吉住渉は「ママレード ボーイ」や「ハンサムな彼女」辺りが有名ですが、もうかなりのベテランなだけのことはあって、他にも色々と面白い作品が多い漫画家。
この人の漫画には珍しく主人公は男(十 時集)で、ヒロイン(栗原 朱音)と共に16歳の高校生。主人公の恋心が実るかどうかが主軸…なのですが、何とヒロイン(栗原朱音)は
16歳にしてバツイチ!
初めて恋心を覚えた16歳男子が、結婚→離婚を経験済なバツイチ相手に頑張ります。
吉住渉の作品は全て読んでいますけど、少女漫画にありがちな絵柄の変なクセが無くサラッとしているため、あまり少女漫画を読まない人にもおすすめ。
また、全2巻と読みやすい長さなので、この作品から入ってみるのも良いのでは。
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19位 「百万畳ラビリンス」 たかみち
2013年~「ヤングコミックチェリー→ヤングコミック」にて連載。
単行本全2巻(上下巻)完結済。
作者「たかみち」の本業はイラストレーターで漫画はあまり発表していないのですが、これはその中の一作。
若干コミュ障な主人公「礼香」とアルバイト仲間の「庸子」が、ある日突然ボロアパートの迷宮に迷い込んでしまい、行けども行けども出られないアパートの迷宮(ラビリンス)からどう脱出するか…という物語。
アルバイト先であるゲーム会社でのデバッカースキルの使い方や、ミステリアスな謎の答えなど、上下巻とは思えない濃密な内容!
「脱出系漫画」「不可思議・不条理漫画」が好きな人におすすめな作品。
18位 「健全恋愛ライフ」 こいずみ まり
1997年~「みこすり半劇場(新人ちゃん)」にて連載。
単行本全2巻(文庫版全1巻)完結済。
この人の作品も全て読んでいて、昔から大好きな漫画家。
何だろう…こいずみまりの漫画には、惹きつけられる妙な魅力があるんです。
ストーリーとキャラクターの「目」かな…。どちらも、どこか冷めた様な、達観している様な雰囲気…。
主人公はOLマキと年下男和田くんで、マキの家に和田くんが転がり込み、なしくずし同棲ライフがスタートします。
マキはその他に不倫もしていて、全く健全じゃない恋愛ばかり。。ハッキリ言って「ダメ女」なんですが、ダメ女なりに健全を目指していくお話。
ちなみに「マキ・和田」という名前はこいずみまりの他の作品「ジンク ホワイト」にも出てきます。
同一人物ではなくスターシステムだと思われますが、そういう点も面白い。
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17位 「ZERO」 やまざき貴子
1996年~「LaLa→月刊メロディ」にて連載。
単行本全11巻(文庫版全6巻)完結済。
舞台は、中国の核爆弾によって壊滅状態となったあげく、アメリカに管理されている現代日本。主人公の少年「ゲオ」とその仲間たちは軍事基地「ZOO」に収容されていたが、仲間の一人が何者かによって殺された事をきっかけに脱走、核爆発はZOO元帥の計画だった事実を知り…。
ドラッグ「Zero」や「前世の夢」を通じて、崩壊した世界で自分たちの前世から続く運命に抗う闘争を描いた、いわゆる「セカイ系」に属する作品。
今の自分と前世の自分、そして様々な謎(「ZIPANGU」「12天」)が複雑に絡み合った、少女漫画とは思えない本格的なSFサスペンス(&ファンタジー)もの!
SF&サバイバル好きなら必ずハマるであろう設定とストーリー!
「田村由美の7SEEDS」が好きな人は、読んだ方が良いですよ。
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16位 「ピコピコ少年」 押切 蓮介
2007年~「CONTINUE」にて連載。
単行本全1巻完結済。
「ハイスコアガール」で人気に火がついた(というより著作権侵害問題・刑事告訴事件で有名になった)漫画家ですが、やはり押切蓮介と言ったらこの作品です。
今や伝説となったゲームサブカル雑誌CONTINUE(8年ぶりに復活しました)で連載されていた、自伝的青春グラフィティ。
作者が子供時代に体験したゲームにまつわる悲喜こもごもの経験、ゲームに全ての情熱を捧げていたピコピコ少年ぶりが描かれています。
「あの時代」を知っている大人、あの頃ゲームをしていた大人が読むと、様々な情景が脳裏を駆け巡ること間違いなし!
また、続編として「ピコピコ少年TURBO」「ピコピコ少年SUPER」がそれぞれ全1巻ずつ出版されており、現在は「ピコピコ少年EX」を連載中。
15位 「数学ガール」 日坂 水柯
2008年~「月刊コミックフラッパー」にて連載。
単行本全2巻(上下巻)完結済。
「結城浩」の原作小説を「日坂水柯」がコミカライズした、数学マンガ。
数学を心から耽溺するクールな女子高校生「ミルカ」が主人公で、数学男子「僕」や後輩女子「テトラ」と一緒に、数学の謎を解いていく…
のですが、それだけに留まらず、交わりあう3人の想い、3変数が描く青春のグラフィティも同時進行していき…。
「因数分解の一意性・フィボナッチ数列・オイラーの定理」などの言葉に拒否反応が起こり鳥肌が立つような方でも、この作品を読めばある程度理解できる様になるかも。
精緻に論理が積み重なる数学と、揺れ動く不確かな人の心。。。
この作品は、
数学×恋愛=数学ガールという定理を見事に証明しています。
ちなみに、日坂水柯は「レンズのむこう」「めがねのひと」「すきなひと」「白衣のカノジョ」などの作品を出していますが、どの作品もメガネ女子が主役。
14位 「がんばれ酢めし疑獄!!」 施川 ユウキ
1999年~「週刊少年チャンピオン」にて連載。
単行本全5巻完結済。
この作品は、基本的にはギャグ4コマ漫画です。
しかし、ただのギャグ4コマ漫画ではありません。
施川ユウキの持つ、独特でシュールな世界観&ピリッとした毒のあるキャラクターたちが織りなす、他に類を見ない先鋭的・不条理・不可思議な世界。
大人が読むと、ナンセンスギャグのオンパレードの裏に、そこはかとない「知性」が漂っている事に気付くでしょう。
爆笑させるネタよりも、思わず「ニヤッ」とさせられる仕掛け、考えさせる仕掛けが多い作品。
施川ユウキの作品は全て追っていますが、どの作品も非常に魅力的。
まずは若かりし頃の、やや尖ったこの漫画から試してみてほしいですね。
13位 「サバイビー」 つの丸
1999年~「週刊少年ジャンプ」にて連載。
単行本全3巻完結済。
「続いてほしかった(好きだった)打ち切り漫画は?」みたいなお題をたまに見かけますけど、そのたびに思い出すのがこの作品。
主人公であるミツバチの「バズー」と沢山の昆虫の仲間たちが、「オーダイ」を巡ってスズメバチと争う話なんですが…スズメバチが強すぎて、仲間たちがバンバン殺されていくんです。。
作者のつの丸は「モンモンモン」「みどりのマキバオー」などが有名な漫画家で、どちらかと言うとギャグを前面に出す作風。
しかし、この「サバイビー」は展開がかなりシリアス。
打ち切りは、そのシリアスな展開がジャンプと合わなかったのか…はたまた「昆虫」という点がウケなかったのか…まあ両方でしょうね。
ちなみに、同じくつの丸が書いていた「ごっちゃんです!!」という相撲漫画も5巻で打ち切られましたが、なかなかの面白さでした。(「火ノ丸相撲」が出てくるまでは、相撲漫画で一番印象に残っていた程)
12位 「国民クイズ」 原作:杉元 伶一 作画:加藤 伸吉
1993年~「モーニング」にて連載。
単行本全4巻(愛蔵版全2巻)完結済。
クイズに正解すれば、どんな願いも叶えられる。
日本国憲法に「行政・立法・司法より国民クイズが優先」と明記され、「国民クイズ」が最高機関となった現代日本が舞台。
主人公「K井K一(川井啓一)」が司会を務めるTV番組「国民クイズ」で勝ち進めば、
「佐渡島を日本から独立させる」「100億ほしい」「◯◯を殺せ」「俺以外ベンツに乗るな」などなど、どれだけ荒唐無稽な願いであろうと叶える事ができる…
という、凄い設定の漫画です。
国民クイズは夢も希望も持てず鬱々と暮らしていた国民の光となって、圧倒的な支持を得ていたんですが、、そんな国民クイズ体制側と、独立国家「佐渡島共和国」や反国民クイズ統一戦線「本格派」との争いが激化し…。
「欲と狂気」にまみれた日本はどこに向かうのか。。
民主主義が崩壊した近未来ディストピアを描いた、傑作カルト漫画!
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11位 「マヤさんの夜ふかし」 保谷 伸
2016年~「WEBコミックぜにょん」にて連載。
単行本全3巻完結済。
フリーターである主人公「マヤ」と漫画家志望である「豆山」が、毎晩スカイプで通話しながら、ぐうたら夜更かしする物語。
マヤはネットゲーム、豆山は漫画を描きながら、夜な夜などうでもいい話をしつつ朝方まで繋がっています。
マヤは魔女なんですが、魔法を使うとお腹を下してしまうため、あまり魔法を使うシーンは出てきません。
アルバイトに出かける以外の時間は殆ど部屋の中で過ごす根暗半引き篭もり魔女が、だらだら堕落した生活をおくっているだけの漫画…なのですが、どこか心地よい空間がそこにはあります。
山もなければ谷もない。
にも関わらず、何故か飽きない。
この漫画こそが、日常系漫画の究極の形と言えるかも。
ずっとずっと読んでいたくなる作品。。ゆるゆるな漫画が読みたい時に、ぴったり。
10位 「アヴァルト」 光永 康則
2015年~「月刊少年シリウス」にて連載。
単行本全6巻完結済。
宇宙船内のコールドスリープから1万年ぶりに目覚めた主人公「ロイド」が目にした地球は、神を自称する謎の巨人「アヴァルト」たちに支配されている狂気に満ちた世界。
それが昔遊んでいたMMOゲームの世界だと気付いたロイドは、ゲームアバター「ネッド」という形で現実の地球(でもゲーム)に降り立つ…。
現実(宇宙船)と虚構(でも本物の地球)との対比が上手い、素晴らしい設定の作品。
ゲームの中に自分が入り込む作品は映画・小説・漫画問わず古くから沢山あるなかで、トップクラスの面白さ!
だったんですけど、残念ながら打ち切り。。
絵はあまり上手くありませんし、畳みかたも少し残念でしたが、設定とストーリーがとにかく素晴らしい、かなり面白い漫画でした。
おすすめです。
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9位 「エンバンメイズ」 田中 一行
2014年~「good!アフタヌーン→マンガボックス」にて連載。
単行本全6巻完結済。
札束の舞い踊る「闇ダーツ」の世界を描いた、ダーツアクション漫画。
主人公の「烏丸 徨」が毎回刺客とダーツ勝負を行い、とある組織の謎へ迫っていくストーリーで、殆どの勝負において負けた方が死ぬルールが設定されているため、最終的に主人公が勝つことは分かっています。
…でも、毎回見たこともない変わったゲーム内容であるうえに、心理戦・プレーヤー同士の駆け引きがキモの作品なので、その辺りはあまり気になりません。
このルールでどうやって勝つのか…を予想しながら楽しむ漫画と言えるかも。
「脱出系漫画」「デスゲーム系漫画」「バトルロイヤル系漫画」辺りが好きな方は、この作品も気に入る筈です。
8位 「いちえふ 福島第一原子力発電所労働記」 竜田 一人
2013年~「モーニング→週刊Dモーニング」にて連載。
単行本全3巻完結済。
この作品は「このマンガがすごい!2015 オトコ編第4位」に選ばれるなど、それなりに話題になった漫画ですが、まだ未読の方が多いのではないでしょうか。
日本中を震撼させた3.11東日本大震災。
その復興作業の一つである「福島第一原子力発電所事故の復旧作業」を舞台に、いち作業員から見た「福島の現実(リアル)」を克明に描いているルポ&レポート漫画です。
原子力事故の後始末とはどういうものか…作業員として実際に業務を行った作者が書く内部事情は、リアルで詳細!
普段なかなか知る事の出来ない世界を非常に分かりやすく書いてあり、面白く且つ勉強にもなる…そんな作品に仕上がっています。
7位 「幽玄漫玉日記」 桜 玉吉
1998年~「月刊コミックビーム」にて連載。
単行本全6巻完結済。
この作品を知るためには…いや、「桜玉吉」という漫画家を知るためには、長い長い歴史を順に紐解いていく必要があります。
1986年のファミコン通信創刊に合わせて連載が開始された「しあわせのかたち」から始まり、月刊コミックビームに移籍したのちの「防衛漫玉日記」→「幽玄漫玉日記」→「御緩漫玉日記」の流れ…。
離婚や鬱病を経験し、本人の精神状態が壊れていくにつれ漫画自体もどんどん壊れていく様子が、上記の順番通りに作品を読んでいくとよく分かることでしょう。
「例の3人組」の頃は今や遠い昔…。
「ラブラブROUTE21」及び「しあわせのそねみ」を発表した頃から、ん?と思う事はありましたが、まさかここまで壊れてしまうとは。。
そして、長い長い休養を経た上での「漫喫漫玉日記 深夜便」→週刊文春「日々我人間」連載。完調からは程遠いながらも一応の復活を遂げた今の姿は、古いファンからすると涙がでるほど嬉しいんです。
でも、おまえ・こいつ・べるの達とは、もう会えないんだろうなぁ…。
一人の漫画家の人生(の片鱗)を見たい人におすすめ。
「しあわせのかたち」から順番に読むと、より深く理解できますよ。
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6位 「銭」 鈴木 みそ
2002年~「月刊コミックビーム」にて連載。
単行本全7巻完結済。
上述の桜玉吉同様、この人も在りし日のファミコン通信で活躍した漫画家。
「ソフトパラドックス」「あんたっちゃぶる」「おとなのしくみ」など、独自の視点と切り口を持った秀逸な漫画を連載していました。
その唯一無二な特徴を遺憾なく発揮した作品がこの「銭」で、漫画出版・コンビニ・ゲームセンター・ペットショップ・葬儀屋・古物商・ホストクラブなどなど、様々な特定業界の裏側にグイグイ入り込み、お金の流れをレポートしてくれています。
まさにオトナの社会科見学といった内容。
お金に興味のある人は、一度読んでみることをおすすめします。
ちなみに、Amazon Kindleなどの普及によって今でこそ電子書籍をみんなが当たり前に利用していますが、漫画の電子書籍化を日本において最初期に始めたのは「鈴木みそ」です。
作家も出版社も電子書籍化にこぞって反対していた電子書籍鎖国時代、まだ未開拓の原野をその作風同様グイグイ切り開いていった鈴木みそは、まさに漫画界のエポックメーカーと言えるでしょう。
それ故か、鈴木みその作品はKindle Unlimitedで無料公開されていたり。。
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5位 「ナイーヴ」 二宮 ひかる
1998年~「ヤングアニマル」にて連載。
単行本全3巻(完全版全2巻)完結済。
「好きな漫画家を5人挙げなさい」
そう言われたら、間違いなく「二宮ひかる」は入ります。
そのくらい大好きな漫画家であり、当然全ての作品を読んでいるんですが、そんな二宮ひかる作品の中で最高傑作と考えているのがこれ。
サラリーマンである主人公「田崎敦」が勤める会社へ「藤沢麻衣子」が派遣として雇われることで出会い…。
二宮ひかるは、学生の恋愛ではなく社会人のオフィスラブを描かせると、その魅力が一番発揮される漫画化ですね。
ダメな部分(弱い部分)を持つ男を、呆れとも愛おしさともつかない笑顔を見せながら「受容の心」で受け入れる女。
二宮ひかるの漫画は、カラッと晴れた日は少なく、いつもしっとり霧雨が降っている。。でも決して暗いわけではない。
そこには必ず「前を向く心」も描かれていて…。
そんな、心憂い空気を纏っている漫画を読みたい人は、是非。
4位 「ニッケルオデオン」 道満 晴明
2011年~「月刊IKKI」にて連載。
単行本全3巻完結済。
独特の世界観をもった「道満晴明」が描いた、1話8ページの短編集。
この作品はジャンル分けが難しいです、
SFでありファンタジーであり恋愛でありサスペンスであり日常であり狂気でもあって、、ポップでありダークでありファジーでありリアルでもあって…。
結局、面白いのだからそれで充分、ジャンル分けなどという無粋な真似は不要という答えに落ち着きます。
読む順番は赤→緑→青。
順番に読み進めていくと、以前出てきたキャラのその後が分かることも。
広くてぬるいプールの上に、プカプカ浮かびながら読みたい。
バックに流れるBGMは「相対性理論」あたりを抑えめで。
夢と現(ゆめとうつつ)の狭間にある世界…
虜になるか否かは、読み手次第。
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3位 「男子高校生の日常」 山内 泰延
2009年~「ガンガンONLINE」にて連載。
単行本全7巻完結済。
男子校に通う男子高校生たちの何でもない日常を、コミカルに描いたギャグ漫画。
○×県立真田北高校のタダクニ・ヒデノリ・ヨシタケ・モトハル・としゆき達を中心に、バカな高校生がバカな会話をし、バカな行動をとる…。
ただそれだけなんですけど、だからこそ安心して読み進めることができて、安心して笑える作品。
大きな事件は全く起きず、日常系漫画ならではの平和な日常が、延々と続いていく。
仕事に疲れて帰った夜、、休日のまったりした時間、、
心穏やかに笑いたいときに、この作品は丁度いいです。
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2位 「寿命を買い取ってもらった。一年につき、一万円で。」 原作:三秋 縋 作画:田口 囁一
2016年~「ジャンプ+」にて連載。
単行本全3巻完結済。
「三秋縋」の小説「三日間の幸福」をコミカライズした作品で、生活に困窮して寿命の大半を売り払い余命3ヶ月となった「クスノキ」と、寿命を売った人間が残された人生において自暴自棄な行動を起こさない様に見張る監視員「ミヤギ」が主人公。
余命3ヶ月となったクスノキは「死ぬ前にやりたいことリスト」を作るんですが…。(死ぬ前にやりたいことリストと言えば、この映画が有名ですよね)
大多数の大人は、子供の頃の夢を諦め現実と折り合いをつけて生きています。
そんなマジョリティに属している人たちは全員、これを読んだとき、色々と感じるものがあるでしょう。
この作品は、若者よりも歳を重ねている大人の方がより深く楽しめます。
全編にわたって漂うノスタルジックな雰囲気とは裏腹に、痛いほど突き刺さってくる切ないストーリー。
他人事として一蹴できない圧倒的な現実感をもって迫ってくるその展開を、是非体験してほしいと思います。
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1位 「風使い」 鷹氏 隆之
1991年~「マガジンSPECIAL」にて連載。
単行本全17巻完結済。
主人公「水無月流魔」とその付き人「草薙弥生」を中心に、風・土・水・火の精霊使い「使い人」たちが活躍する、異能力伝奇アクション。
使い人VS妖魔、使い人VS使い人の戦いを描いた、まさに傑作と呼ぶに相応しい漫画!!…なのですが、マガジンSPECIALという媒体が地味だったせいか、完結までは漕ぎつけたものの、大ヒットすることなくひっそりと終わってしまいました…。
日本各地にその土地を守る人々「使い人」がいて、風・土・水・火それぞれの能力に応じた「術」を使い土地を守るという設定も然ることながら、少年漫画にありがちな「このキャラは死なないだろう」という甘い考えは一切通用しない、非常にシビアなストーリー展開が秀逸な作品。
「良い奴ほど早く死ぬ」とはよく言ったもので、この作品においてもそれは当てはまり、「あぁ、死んでほしくないな~」と思ったキャラクターは、大体死にます。
全く容赦なく。
妖術師「巌倉辰箕」や復活した「織田信長」との戦いにおいてそれは顕著であり、主要キャラであっても全く安心できません。
序盤こそやや退屈に思えるかもしれませんが、中盤からラストにかけての怒涛の展開は、ドキドキ・ワクワク・シクシクのオンパレード!
この名作漫画を読まずに、異能力バトルを語るべからず…。
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